乾燥機について
1)棚式真空乾燥機
原料を入れたトレイを真空容器内部の加熱板棚に静置し、温水あるいは蒸気での加熱板棚からの伝熱及び輻射による間接加熱で真空乾燥します。原料の性状に広く対応でき、熱に弱い原料や酸化を嫌う原料に適しています。また、溶剤の回収も容易です
2)回転式乾燥機
双方向円錐型の容器に水分を含んだ目的物を入れ、容器を回転させながら乾燥と撹拌を同時におこなうため、粒子を破壊せず、目的物と伝熱面との接触状態が常に更新され、ほぼ均一の乾燥状態となります。
容器は二重構造になっており、外缶温度などの条件により加熱する流体を選定します。
一般的に機内は減圧条件でおこないます。ただし通気条件でおこなうことも可能です。
撹拌作用は撹拌乾燥機に較べ決して大きくありませんが、内部に撹拌軸や攪拌羽根がないため、排出時に機内残留が少なく、清掃性は良好です。標準としてコニカル頂角は90度ですが、目的物の特性などにより適宜決定されます。
◆製作実例