1号機は2018年1月に納入されています。
この翼の基本的な開発は、名古屋工業大学の加藤禎人教授によるものです。
その特徴ある撹拌性能が学会で発表され、今後の普及が期待されています。
この撹拌翼は従来型の翼よりも高い撹拌効果が期待され、その特徴は「3S」で表されます。
3Sとは、①Simple ②Stable ③Speedyの3つの頭文字です。
Simpleは『単純な幾何学的形状』です。
そのため、短納期で低価格、洗浄性に優れ多品種少量生産に適しています。
Stableは『流脈が安定』です。
流脈は撹拌槽内の「流れの形」を表しますが、既存の撹拌翼では撹拌条件が変わることによって流脈が変化します。
ホームベース翼は撹拌条件が変わってもその流脈が安定しています。
そのため、生産量や条件が変化するような生産現場の場合でも、安定した生産性を確保することが可能になります。
Speedyは『混合が迅速』です。
既存の撹拌翼よりも素早く撹拌槽全体に流脈が行き渡り、迅速な混合がなされます。
〈日刊工業新聞掲載〉
〈化学工業社「ケミカルエンジニヤリング」第六十五巻五号より〉
高効率新型撹拌翼 ホームベース翼
特徴は3つの「s」
ホームベース翼 PV(製作:名古屋工業大学 様)
名古屋工業大学 加藤研究室の皆さんがHB翼の動画を作成・公開されました。
HB翼の性能を目で見てご確認いただけます。
ホームベース翼撹拌機の試運転動画
撹拌槽の容量は5000Lで水により試運転を行いました。
お問い合わせフォーム
http://takasago-k.com/?page_id=16